明日はふれあい健康館の講座「クリスマスが待ち遠しい♪マジパンくまちゃん」。
昨日、今日で準備は整いました。
マジパン細工の講座で一番緊張するのが、マジパンの調質と染色です。
マジパンを購入したら、そのまま使うのではなく、硬さの調整などが必要です。
調質や染色の方法は、3年前にYouTubeにアップした「マジパン細工を始める前に」をご覧ください。
(こちらをクリックしてご覧ください↑)
こちらは一般的な調質の方法ですが、別の方法でも調質できることが分かりました。
半年ほど前に、以前ブログを書いていたTumblerにも記載したのですが、こちらでも記録のために書き記しておきますね。
① マジパンとシロップを鍋に入れて弱火かけ、スパテラでかき混ぜながら水分を蒸発させる。
40℃を超えたあたりからヘラが軽くなり、サラサラとした状態になります。
② 鍋から剥がれるようになったらマーブル台に広げ、ヘラで練り混ぜる。
ヘラで練っていくと、突然ホロホロとした状態に。
③ ホロホロマジパンを手でまとめて滑らかな状態にし、粉糖を加えて好みの硬さに調整する。
左)が調質後のマジパン。右)が購入したままの細工用マジパン。
フォンダンを作る時とすごく似ていますね。
この方法で調質したマジパンの特徴はとても白くて伸びがよく、滑らか。
染色した状態の発色の感じも、乾燥していく質感も、シュガーペーストにとても近いです。
明日のくまちゃん用に、こげ茶マジパン、白マジパン、赤マジパンの準備が整いました。
皆さんの手の中から、可愛いくまちゃんがうまれますように!
それでは明日よろしくお願いいたします。
袋いっぱいのラフランスが、破格の値段で山積みされていて。
ラフランスって高級なイメージがあるのに、
今年はシーズン当初からお値段お手頃で、しかも美味しい。
そんなラフランスがなんだか気の毒になって、家に連れて帰りました。
袋をあけたら、やっぱり所々傷んでいて。
全部はいっぺんに食べられそうになかったので、あとでお菓子に使えるようにコンポートで保存。
一切れ食べてみると、芳醇な香りにしっかり甘味もあってみずみずしい!
そんなこんなで、結局半分は食べてしまって。
完熟ラフランス。ひと煮立ちしたらすぐに火を止める。
食事の後のちょっとした甘いもの。
ふれあい健康館のマジパン講座「ブッシュドノエルに寄りかかるくまちゃん」。
お申し込みくださった皆様、ありがとうございます。
昨年、徳島市内の小学校PTA主菜親子講座で取り上げたマジパン細工です。
「クリスマスをテーマにしたマジパン細工をお願いします」ということでご依頼を頂きました。
クリスマスケーキにしようか…。だったらブッシュドノエルかな。
なんとなく案が浮かんだら、とりあえずマジパンを触りながら手を動かしているうちに、次々と閃いてくることがあります。
ロールケーキを巻いて、渦巻きが見えるように両端を切り落とし。
この切り落とし、どうしよう。
ココアスポンジ生地の茶色マジパンと、クリームの白マジパン。
練り合わせると茶色。
くまちゃん色。
無駄なく残さずマジパンを使い切る分割法。
手作りやりくりクリエイターkurikuriのマジパン細工の真髄です。
YouTubeにも作り方をアップしていますので、よかったらご覧くださいね。
来期より学びの場エミールカルチャーさんで、kurikuriの講座が始まります!
冬期はデコレーションケーキに特化した1DAY講座をご用意しました。
お友達やご家族にデコレーションケーキを手作りしてあげられたら、お菓子作りが本当に楽しくなりますね。
1月2月3月、段階を経て難易度は上がりますが、どの回もナッペの基本を取り入れますので、
お好みのケーキをチョイスして頂くのもいいですし、3回すべて受講してしっかりマスターして頂くのもおすすめです。
お申し込みは12月23日10:00頃より受付開始です。
エミールカルチャーさんへお願いいたします。
(↑タップして頂くとエミールカルチャーさんの申し込みページに行けます!)
ピポット徳島カルチャー教室「クリスマスがやってくる♪プロフィットロール」が終了しました。
参加してくださった皆様、またお申し込み下さった皆様、ありがとうございました。
はじめましての方も沢山いらっしゃって。
「シューを初めて作ります」
「カスタードクリームを初めて作ります」
の方もいて。
kurikuri の講座で初めてのお菓子に挑戦して頂けてとても嬉しいです。
2人1組でチームワークよく作業して頂き、皆さんチョコチョコっと積み上げて、写真通りのプロフィットロールをお持ち帰り下さいました。
出来上がりと、作業の様子を撮らせて頂いたので、ご紹介しますね。
皆さんにお伝えし忘れましたが、シューを積み重ねたお菓子にもう一つ「クロッカンブーシュ」があります。
こちらはフランスのお菓子で、クロッカンはカリカリッという音、ブーシュは口を表し、「口の中でカリカリする」という意味。
シューを飴でくっつけて積み上げます。
20年ほど前かしら…、日本の結婚式でも少し流行りました。
パステルカラーのシュガーをまとったアーモンドのお菓子「ドラジェ」をデコレーションしたクロッカンブーシュ。
プロフィットロール、クロッカンブーシュ、パリブレスト、エクレア、シーニュ、スーリー、ルリジューズ、サントノレ、シューケット…
伝統的なシューのお菓子、色々あってとっても面白い生地です。
今日のプロフィットロール。皆さんのシューコレクションの1つにファイルしてくださったら嬉しいです。
今日も沢山の嬉しい言葉や、お手伝いをして頂き、ありがとうございました。
とっても楽しい時間でした。
ピポット徳島のスタッフの皆様もお世話になりました。
いつもありがとうございます。
皆さんに感謝の一日でした。
フランボワーズのソース。
明日のピポットカルチャー教室の準備と一緒に、2月教室の試作をさせて頂きました。
ココアスフレ生地のロールケーキ。
チョコレートクリームと一緒に中に巻き込む木苺のソースです。
製菓学校に通うために上京し、東京のお菓子屋さんのケーキを初めて食べたのが「ガトーフランボワーズ」でした。
小さくて、高価!
甘くて、酸っぱくて、お酒がきいていて。
「甘くなくて美味しい!いくらでも食べられる!」が誉め言葉のケーキは地方の話で、
「これが東京のお菓子なんだ!」と衝撃を受けたケーキでした。
それくらいフランボワーズという果物の酸味は印象的で、それに負けないくらい甘味もあっていい。
そんな甘酢っぱいソースに仕上げています。
「ガトーフランボワーズ」がフランス菓子「ルコント」のお菓子だったと知ったのは、それからしばらくしてからのこと。
甘くておいしいケーキ。大好きです。
kurikuri お菓子の会は、一緒にお菓子作りを楽しむ会。
親戚のおばさんの家で一緒にお菓子をつくる。
姪と一緒にお菓子を作る。
友達の家で一緒に作る。
そんな感覚で私と一緒にお菓子作りを楽しんで頂けたら嬉しいです。
だから私は段取り屋。
お菓子作りの楽しいところを満喫していただくために、
皆さんがスムースに作業が進められるよう。
段取りをするのが私の仕事です。
「ここまで準備をするのが大変ですよね」と言われますが、
この準備の時間が大好きなのです。
計量するのが好き。
どの器を使って測っておけば、作業がスムースに進められるか。
作業の流れ(作業性と器の大きさを考える)、
その現場にある準備に使える器の数(デモと実習が同じ器でないと混乱させてしまいます)、
器と材料の相性(流し入れられるものか、ゴムベラが必要な材料ならゴムベラが入る大きさか)、
器とラップとの相性(ラップがうまく張り付かない器に乾燥大敵な材料は不可)、
午前午後入れ替わりの場合の器の段取り(午後の容器が足りないときは午前の早い段階で使い終える材料にして、レッスンの合間に片づけながら午後の計量)、
などなど…
くるくるとシュミレーションして的確な容器に計量する。
これが楽しくてたまりません。
そんな準備の中の一つ。
薬包紙を使って塩やベーキングパウダーを包んでおく。
(↑動画につながりますのでクリックしてみてくださいね!)
幼いときの罹りつけの医院では、まだ薬包紙に包んだお薬を処方してもらったことをかすかに覚えています。
それを真似して折りたかったのを、たしか祖父が教えてくれたのだったかな。
大学で実験する時も、先生やシェフのアシスタントをする時も、少量の粉末はずっとこのやり方で準備してきました。
型紙を用意した際に出る切り落としで構いませんので、大まかな正方形に切ってやってみてください。
色々と便利に包めます。
ピポット徳島カルチャー教室の講座。
来週になりました。
お申し込みくださった皆様、ありがとうございます。
小さなシューを積み重ねたイタリアのお菓子「プロフィットロール」を
クリスマス仕様にしたものです。
シューはとっても面白い生地。
私にとって、一番興味のある生地です。
同じ配合のシュー生地でも、自宅の電気オーブン、クオカのオーブン、山陽学園大学のガスオーブン、クレエールのオーブン、
全部焼き上がりが違いました。
オーブンシートなどが違っても焼き上がりが違います。
なかなか手ごわい、暴れん坊。
今回、ピポット講座で取り上げるのはプティシュー。
プティシューは比較的どんなオーブンでもお行儀よくプクット膨らんでくれるいい子ちゃんです。
お菓子作り初心者さんが、家に帰って復習しても同じように焼きあがるはずなので、苦手意識なくシュー作りにハマって頂けると思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
お菓子の会を最初に開いたのは、長男がようやくお座りし始めたころでした。
けれどもそれから間もなく、長男の小麦アレルギーが見つかったこともあって、
お菓子作りからは離れます。
授乳をやめるまで、私自身も小麦の除去をしていました。
不思議とお菓子を食べたいとも、作りたいとも思いませんでした。
色々と必死過ぎて、その頃の記憶はあまりありません。
長男は幼稚園に入る前には、何でも食べられるようになりましたが、
入園直前の3月には東日本大震災が起こり。
沢山の方がつらい思いをされている様子を知っている中で、
必ず取らなければならない食事とは違い、生活に絶対必要ではない「お菓子を作って過ごす」という気分にはなれませんでした。
次男も生まれ、なかなか自分自身の仕事について考える余裕はなかったのですが、
長男を妊娠中に登録していた社会福祉協議会の「できますボランティア」から、「障がい者施設でのお菓子製造のアドバイスをしていただけませんか?」と連絡がきて、
再びお菓子とかかわることになりました。
自分の経験が誰かの役に立つのは本当に嬉しかったですし、
お菓子って本当に奥が深くて面白いと、あらためて思いました。
またお菓子の仕事がしたい。
そんな時に夫に辞令が出て、東京から高松へ。
その後も家族に色々と災難が起こり、お菓子を作って過ごす余裕は全くない状況。
そんな中ふと、高松には cuoca があったことを思いだし、気分転換もかねてお店に行ってみました。
製菓学校で発注を担当していたころは、当時新宿三越に入っていた cuoca へはよく小ロットの材料を買いに行っていて。
いつまでも見ていたいワクワクするお店です。
「レッスン講師募集」
初めて行ったクオカショップ高松で張り紙を見つけた時、やってみたくてたまらない気持ちと、自信のなさとでドキドキが止まりませんでした。
(多分ずっと募集の張り紙はあったのでしょうが)今応募しないと、このチャンスはないかもしれない。
でももう少し技術に自信がついてから…。
ちょうどその時読んでいた宮本輝さんの小説の中で、
すし屋の弟子がお店を持とうか迷っていると、親方が「自信が出来てから店を持とうなんて思っていたらいつまでも店は出せない。お客様から色々と言われて成長させて頂くのだ。」という一文があり。
思い切ってお店に連絡を取り、面接とテストレッスンを受けさせて頂くことになりました。
それから夫に徳島勤務の辞令が出るまで約3年間。
クオカショップ高松は、
私自身が、お菓子作りやお菓子のレッスンをすることについて沢山学んだ大切な場所です。
今、徳島の色々なところでお菓子の講師をさせていただけるもの、クオカでの経験があったからだと思っています。
クオカショップ高松があったところは更地になっているそうで。
(見ると泣いてしまいそう。)
クオカで取り上げたレッスンについても、記録として時々綴っていきたいと思います。
紅玉を見つけました。
「あら!まだいたのね。」と思って嬉しくなり、連れて帰りました。
紅玉が出回るのは一時で。
林檎の品種がものすごく増えて、しかも最近の林檎はどれも美味しい。
紅玉でなくても、美味しい林檎のお菓子はできますね。
けれども、やっぱり紅玉を見つけたら林檎のお菓子を作らないと!
なんとなく作った焼き林檎。
今年1番美味しいと思ったお菓子かもしれません。
適当に作ったのに、こんなに美味しくなるなんて。
ずるい。
林檎の上を切り落とし、種をくり抜く。
冷蔵庫に余っていたクレームダマンドを詰め、
キビ糖とシナモンを振りかける。
好みでお酒をかけて。
180℃で約1時間焼成。
参考までに。
生クリームやアイスクリーム、ナッツをかけてお召し上がりください。