東日本大震災から10年ですね。
10年前、東京で暮らしていたマンションの8階は、大きく揺れました。
お昼寝していた息子に覆いかぶさりながら、長く、そして次第に大きくなっていく、生まれて初めての大きな揺れに、とても恐怖を感じたことを思い出します。
4月からの入園準備のために買いそろえていた上履きと防災頭巾を息子に着けて、倒れた食器棚で玄関への通路が塞がれていたので、割れた食器に気をつけながら避難路の確保をしました。
テレビをつけると、震源地は東北。
夫の電話はつながらず、これだけの揺れならば都内の建物も倒壊しているところがあるかもしれないと、万が一のことを考えて膝がふるえました。
あの震災から学んで、今の生活に取り入れている防災のことは色々とあります。
そして、あの震災で感じたことは、命が儚いということ。
「命の重さ」という言葉を耳にしますが、重いのではなくて、命は本当に一瞬でなくなってしまうんだということを痛感しました。
だから、今をしっかり生きよう。
今できることを一つ一つ丁寧に。
「明日死んでしまうなら、今何がしたい?」と聞かれたら、「今日と同じように過ごしたい。」と答えられるように。