キャリアコンサルタントの楠本智美です。
お菓子のお仕事も色々あって迷うよねっていう話です。
私がお菓子の「販売」ではなく「教室」を選んだのは、ハードルが低かったから。
「販売」をするには、菓子製造業の許可を得た製造所で作る必要があります。家庭のキッチンとは別にする必要がありますので、引っ越しの可能性がある私にとって、大きな設備投資は避けたい。
その点「教室」は許可の必要がないし、初期投資なく始められます。
それでも続けていれば、「販売」している方がうらやましくなることも。
たとえ「販売」の道に進んでいても、売り上げが思わしくない時期には家賃の負担が苦しくなって、「教室」を選ばなかったことを悔やむでしょうけど。
「教室」も色々ありまして。
お菓子、パン、お料理、ハンドメイド、音楽、アート…
仕入れが必要な教室にとっては、仕入れがほぼ必要ない教室がとても羨ましい。
仕入れが必要な教室の中でも、長い期間在庫を持てる材料と賞味期限がある材料の違いがあり、余っても予約がキャンセルになっても材料を保管できる教室が羨ましい。
お菓子「教室」を比べても、洋菓子と和菓子。
洋菓子の「教室」中でもデコレーション、アイシング、ロースイーツ、焼き菓子、チョコレートなどなど。
オンラインか実講座の違いもありますね。
教室を大きくするにも人数と時間には限界があるので、「教室の先生」の先生といったコンサル的な仕事にシフトし、認定や協会ビジネスに舵をきる方もいます。YouTubeや動画販売に力を入れる方もいるでしょう。
人は他人と自分を比べてしまう生き物です。そして、ついつい優劣を作り出してしまう生き物です。
事業を行ううえで情報収集は必要。そして比べることから苦しみが始まります。
しかし大事なことは、情報をなくすことではなく、情報との上手な付き合い方をすることです。そして、上手な付き合い方をするには「自分はこれで良い」という納得=「自己理解」が必要です。
キャリアコンサルタントは自己理解のお手伝いをしています。
キャリアコンサルティング協議会のコラムで、杉山 崇先生がお話されている内容「そして、ブータンは幸せの国ではなくなった:相談のプロが提案する意外な幸せを守る方法とは?」をご覧くださいね。