おかしなキャリアコンサルタント 楠本智美です。
今日は私の好きなキャリア理論家L・サニー・ハンセンの考え方をお伝えします。
みなさんは「キャリア」にという言葉には、どんなイメージがありますか?
career、carrier を調べると「積み重ねてきた経歴のこと。また、『運ぶ人』など」と出てきます。
ある人は「キャリアとは人材価値を支える職歴」と言っていますし、「キャリアとは出した『結果』のこと。客観的に誰かを評価するには、結果で見るしかない。何をして、どんな結果を残したかが重要。」という人もいます。
必ずしも単に「仕事」や「職業」という意味ではなさそうです。
ちなみに厚生労働省のHPでは、
「キャリア」とは、過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖を指すものです。「職業生涯」や「職務経歴」などと訳されます。(引用)平成14年7月、厚生労働省「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」報告書
と記載されています。
今から10年以上も前の定義なので、2025年の感覚としては少し古い感じもしますね(笑)
このブログでも何度かお伝えしていますが、
キャリア理論家のハンセンは、人生を「仕事・学習・余暇・愛」の4つをパッチワークキルトにたとえ、それぞれの4つの要素がうまく組み合わさってこそ意味ある全体(人生)になるといっています。
結婚、出産、夫の転勤と、変化する環境の中、その時できることに挑戦しながらキャリアを積み、現在私は個人事業主として活動しています。
とぎれとぎれのキャリアで自信が持てなかった時、このハンセンの言葉にすくわれました。
ハンセンの定義を私流に言い換えるならば、
キャリアはまるで一つひとつ丁寧に作られたスイーツのようなもの。異なる素材や風味が重なり合うことで、唯一無二の味わいが生まれます。仕事、学び、余暇、愛、それぞれの経験がまるで個性豊かな材料となり、組み合わせ次第で思いがけない美味しさや魅力が引き出されるのです。
私はキャリアコンサルティングを通じて、お一人お一人の人生というレシピに寄り添い、その人ならではの特別な一皿を一緒に創り上げるお手伝いがしたいと思っています。
うん。うまく言えたかな(笑)
人々が抱える職業選択の悩みや、職業能力に関する相談にのり、助言やアドバイスする専門家です。キャリアコンサルタント国家試験に合格し、国家資格を取得した人だけが「キャリアコンサルタント」と名乗ることができます。