kurikuriのHPをご覧くださって、ありがとうございます。
「HPを見てご連絡しました。」と、講座や商品開発のご依頼を頂くことも多く、とても嬉しいです。
お問い合わせをいただいてからの流れとしては、面談ヒアリングをして、お客様のお困りごとを確認し、目標を設定して、具体的な計画を立てます。
特に初めましての方とは信頼関係を築けるように第一印象にも気を付けますし、ヒアリングはできるだけ丁寧にお話を伺うようにしています。(もちろん、いつもご依頼下さるお客様も、丁寧にお話を伺います笑)
お客様が抱えている問題は何か、お互いに現状が把握できたら、次は、どのようになりたいか(どのような講座にしたいか、商品にしたいか)目標を設定、具体的な計画へと進み、途中経過をご連絡しながら納期までに納める。
カウンセリングの勉強をしていたところ、この流れがロバート・R・カーカフのヘルピング技法と全く同じで驚きました。
カーカフは心理療法の研究家です。
従来のカウンセリングはカウンセラーとクライエントの人間関係に特定されていましたが、この原理と技法を、日常生活の人間関係にも役立つ援助法として広がるように組みなおしました。先生と生徒、課長と部下、先輩と後輩、といった関係でも使える技法という事。
支援者をヘルパー、非支援者をヘルピーと呼ぶのも、何だか堅苦しくなくていいです。
ヘルパーは、事前段階においてはまず「かかわり技法」を用いて信頼関係を築きます。
第一段階では「応答技法」を用いてヘルピーの自己検索を促す=現状把握。
第二段階では「意識化技法」を用いてヘルピーの自己理解を促す=どうなりたいか目標設定。
第三段階では「手ほどき技法」を用いて目標の明確化=計画を立てて実行する。
ほぼ一緒!という事に気づいて、嬉しくなりました。
大切だと感じるのは、やはり最初の関係構築。
しっかりと傾聴し理解しようと努めなければ、なかなかその先の段階に進めないし、納得して頂けないです。
これはkurikuriの商談だけではなくて、よろず支援拠点のご相談でも全く同じことが言えて。
カーカフのヘルピングは「内面的成長技法」と言われて、非指示的です。ヘルピーの内面的成長と行動を目指すもの。
「手ほどき技法」の段階で具体的なアドバイスをご提案するには、丁寧に丁寧に関係構築し、ヘルピーの自己理解を促す。これを省略してしまうと、アドバイスはただの上滑りになってしまうと感じるのです。