今年1月1日は、おめでたい元日ではありませんでしたね。
能登半島地震から3か月たった今でも、避難所生活や車中泊を続けていらっしゃる方が数千人規模でいらっしゃるそうです。余震もまだまだ続いているようです。
穏やかな日常が一日も早く戻ってくるよう、願ってやみません。
お正月にあんな災害が起こるなんて。
暦は人間が作ったものですから、地球にとってお正月は何の特別な日でもないわけで。長い長い地球の歴史の中で、小さな日本列島の一地域で起こる地震は、地球がちょっとかゆいところを掻いたようなもの。
私たちも地球の一部、すべてお任せするしかないのだとあらためて感じました。
いつ何が起こるかわからない。今死んだらどうする?
そのときに思いついたのが、子供に何を伝えるかとか、行きたい場所はどこか、とかではなく、何故か「遺影写真がない」という事(笑)。
家族で出かけた際に撮影をするのはたいてい私なので、私の写真がないのです。
家族と一緒に自撮りしたものを、私だけ切り取られて遺影写真にされるのは嫌だな(笑)。
夫にその話をすると、40歳からすでに終活を始めている夫も遺影写真を撮っておきたかったらしく大賛成してくれて。
息子の卒業式後に撮影することにしました。
1月のエミール講座の際、エミールウエディング専属カメラマンのちひろさんに相談すると、快く引き受けてくれて。
ウェディングチームのメイク担当かすみさんに、メイクもお願いすることにして。
夫は紋付袴をエミールでレンタルして、エミールの愛さんに着付けしてもらうことに。(夫の実家のお座敷に代々並ぶ遺影写真に合わせて、自分の遺影写真も紋付姿にしたかったらしい笑)
予約してから2か月、夫と二人で撮影を楽しみにしていました。(小学校を卒業した息子は、その日は遊びに行きたいから撮影は行かないって笑)
そして3月。
チームワークばっちりのエミールウェディングさんに仕立てて頂き、それぞれの遺影写真の後に、2人の写真も記念に撮って頂きました。
17年前の3月31日を思い出して楽しかったね、てっちゃん。
これからもよろしくお願いします。