さとかよ先生とのコラボで開催するお料理教室。
新米ママさんの毎日の食事作りが少しでも楽になればという、安心ステーションの先生方、さとかよ先生、私の思いを詰め込んだ講座です。
ちょうど一年前。
子育て安心ステーションさんへマジパン講座の企画書を持ち込んだところ、ママさんのリフレッシュ講座としてマジパンお雛様の講座を持たせて頂くことになりました。
しかし、3月の緊急事態宣言により、公共施設のイベントはすべて中止となってしまい…。
その後、子育て安心ステーションさんのイベントも少しづつ復活してきましたが、「家族が密に過ごすようになった今、家事や子育てを負担に思っているママが少しでも楽になるような講座はありませんか?」とのことで。
新しくご提案した企画の一つが更にパワーアップしたのが、この「楽々お料理教室」です。
ご提案した企画は「あれから少し大人になった私たちの家庭科」。
小学校を卒業した長男と、長い長い春休みに教科書や道具の片付けをしていた時。
何気なくパラパラとめくった家庭科の教科書に感動し、次々と思いついた講座案をまとめたものです。
私の思いを詰め込んだ企画書の「はじめに」と「おわりに」より。
はじめに
「家庭科は、毎日の生活を大切にし、よりよく過ごすために必要なことを学びます。
5年生から6年生にかけ、生活を見つめ、できることをふやし、生活にいかす工夫をします。」
これは小学校で学ぶ家庭科の教科書の冒頭の言葉です。
あれから私たちは少し大人になりました。
家族の一員として生活していたころに学んだ家庭科は、それぞれのやり方で毎日の生活の術となっています。
今私たちは、たくさんのやらなければいけないことと、やりたいことと、やりたくないことの間を、身体と心が行ったり来たりしながら忙しなく生活しています。
家庭科。
衣服を身に着けること。 食事をすること。 住まいを整えること。 子供のこと。 お金のこと。 …。
今ならば、あの頃よりももっと自分らしく工夫して生活にいかすことができるかもしれません。
もう一度、一緒にやってみませんか?
毎日の生活を大切にし、よりよく過ごすために。
おわりに
私たちにとって、毎日の生活を大切にし、よりよく過ごすために必要なことは、時代によって、ライフスタイルによって、人生の通過点によって変わっていきます。
時には、思いがけない病気や事故にあったり、災害にみまわれたり、家族と別れたり…、本意ではない生活を強いられることがあるかもしれません。
どんな毎日であっても、生活を見つめ、よりよく過ごすために工夫をする。
その時の私ができる、よりよく過ごすための工夫のすべてが、家庭科の学びだと思うのです。
kurikuriの家しごと 楠本智美