万代埠頭にあるNPO法人Creer(クレエール)さん。
沢山のお菓子の注文が入ったということで、お手伝いに行ってきました。
昨年は、徳島県NPO大賞、徳島新聞社賞、内閣府バリアフリー・ユニバーサル推進優良賞と大きな賞を受賞され、メンバーの皆さんと共に様々な地域貢献をされています。
お菓子の注文も、20個、30個…であったものが、100袋単位になり。
学生ボランティアさん達と一緒に、試行錯誤しながらも確実に納品されているようです。
お菓子を作って販売されている支援施設はたくさんありますが、パティシエ経験がある指導員さんは少ないのではないでしょうか。
製菓衛生師よりも福祉系の資格を持った方を採用した方が、事業所としての点数も高い。
クレエールさん以外の支援施設でも、お菓子の製造やお菓子作りのアドバイザーとしてボランティアに入ったことがあります。
指導員さんは「福祉の勉強をしてきたのですが、菓子製造部門に配属されて…。手探りでやっています。」とお話されていました。
メンバーさんの障がいや気質に合った作業ができるよう気を配り、検品をし、納期までに納品する。
食品なので、衛生管理にも常に気を張っている。
メンバーさんがいつも同じ精神状態で出勤できないこともあり、作業に遅れが出た場合は、指導員さんが残って納品に間に合わせる。
「新しいお菓子を考える余裕などないです。」
多くの指導員さんの本音だと思います。。
まずは、今作っている商品をマニュアル化する。
HACCP の考え方を取り入れた菓子製造業における衛生管理計画作成の手引書にそった衛生管理マニュアルとともに、「レシピのマニュアル化」をおすすめします。
写真を使ったり、具体的な「グラム」表記にしたり、読みやすい書体のレシピにする。使用する具体的な道具を表記したり、測定定規を作る。
施設のメンバーさんに添って、合理的配慮を含めたレシピにすることです。
主力商品一つ作れば型ができ、その他のレシピもできます。
季節のイベントに添った新商品も、「商品開発しなくては…」と気負わず、まずは今作り慣れている商品に少しデコレーションを施す、形を変える、ラッピングを変える、などで対応できます。
「毎日の業務に追われて、そんな時間ないです!」
指導員さんの声が聞こえてきそうですね。
よろず支援拠点では、NPO法人様や福祉法人様のご支援も対応できます。
レシピをお渡ししたり、作業のお手伝いといった、実務を伴うご支援をすることはできませんが、
より良い作業性を考えたり、メニューのアイデアをご提案したり、お力になれることはきっとあります。
指導員さん自身も、より快適にお仕事できるような、そんなご支援ができたらと思っています。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。