2022年最初のお菓子の会は愛らしいシューを組み合わせた冠。
様々にデコレーションしたプティシューを、クラウンをイメージして2段の輪っかに並べます。
実は一つだけクリームの入っていない「空っぽシュー」が隠れているんですよ。
空っぽだけど、それは当たり。
空っぽシューをつまんだ人は、小さな冠をかぶってお姫様になれるんです!
みんなで楽しめること間違いなしの可愛らしいシューのお菓子。
一緒に作りませんか?
※ 今後の状況によりましては、会を中止させて頂く場合がございます。また、日程を変更する場合がございますので、あらかじめご了承下さいませ。
※ お申し込みは参加日の5日前までとさせて頂きます。
※ お一人様で参加される場合はマンツーマンレッスン料として2000円追加させて頂きます。
新年のお菓子の会。「どこかで聞いたことのあるような…」と思われたかもしれませんね。
「ガレット・デ・ロワ」は、1月6日の「公現祭」(エピファニーEpiphanie)をお祝いしてフランスで食べられるパイのお菓子です。現在では1月6日に限らず、1月中であれば、それを囲んで家族や友人たちが集まる際に食され、新年には欠かせません。
「ガレット・デ・ロワ」のお楽しみは、このお菓子に隠されている「フェーヴ」(Fève)という小さい陶器の人形が誰に当たるか、ということです。
それが当たった人は、その日、“王様”または“王妃様”になり、王冠をかぶり、皆から祝福されます。
kurikuriお菓子の会には、素敵レディー達が参加してくださっています。
私がこの先のお手本にしたい、お孫ちゃんやお子さんがいる世代の方々も沢山。
ガレット・デ・ロアのようにお友達や家族を囲んで食べ、当たりが出た人は冠をかぶる。そんな風にみんなで楽しめるお菓子が作りたいと思って企画しました。
当たりシューには何を入れよう。
丸ごと苺やスペシャルクリームっていいかも。フェーヴはやっぱり危ないかしら…
色々と考えました。
そして何も入っていない空っぽシューを「当たり」にしようと決めたのでした。
2021年。ないものを考えては落ち込み、その一方では、いっぱいいっぱいになって苦しくなる。沢山の出来事と様々な感情があふれた私の一年でした。
ないものは素直に認めて、今あるものを大切にする。
「であるべき」の思考の断捨離をすることで、空っぽになった私の中に、新しい考えや出会い、アイデアが再び入ってきたのです。
空っぽシューを引いた人は「何にも入っていない!」と、がっかりしてしまうかもしれません。
「空っぽだからこそ、これから沢山の幸せが入ってくるね。素敵な一年になりますように!」
そうにっこりと笑って冠をかぶせてあげて欲しいのです。
家族、王様、お菓子、空っぽ、当たり、外れ、冠、シュー、手放す。
2021年の私のキーワードから生まれた2022年最初のお菓子。
「ない、からのある」を突き詰める2022年になりそうです。