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2021.06.24 調理実習室が好き

ふれあい健康館の実習室。先日は一日おきに講座があったので、前日準備も含めて4日連続で実習室に出入りしていました。

調理実習室って、どこも同じような匂いがするんですよね。
学校も、公民館も。どこもほんのり同じ匂いがします。(個人的には、乾ききっていない菜箸や木べらから放たれる匂いかな、と思っています…)


匂いと記憶は結びついていて。
先日ふれあい健康館の実習室に出入りしていて、最初に実習室で仕事をしていたころを思い出していました。

研究室の先生について、調理実習や栄養学実習、臨床栄養学実習の助手をしていたころ。
社会人1年生。何もできず、只々怒られないように日々を過ごすのが精一杯。
デモンストレーションの段取りやアシスタント、実習が始まってからの学生の安全確認、の間に次のデモンストレーションの準備、片付け。

学生の意識が先生のデモンストレーションに集中できるよう、できるだけ目立たないようにタイミングよくアシストすることを徹底的に仕込まれました。



実習が終わって学生の掃除指導も終わり、最後に一人で師範台の流しを拭き上げている時に鼻血が出てきたことが1度ではなく。涙と鼻血の掃除をしていたことも、今は懐かしい思い出です。


製菓学校で働いていたときは沢山のパティシエのアシスタントもしました。
前職の助手の役割とはかなり違っていて最初は戸惑いましたが、個性的な先生方のお好みに合わせてアシストするのは面白くもありました。




そんな経験があって、調理実習室は特に思い入れのある場所なのです。

今の私は段取り屋。
先生ではなく、参加してくださった皆さんが気持ちよくお菓子が作れるようアシストしながら、これからも講座を進めていきます。

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